◆ はじめに
本ページは、私がPerlを習得した時(いや習得中)のノートです。
ごく普通の言語(COBOL,C,Java,VB等)を知っている人が、Perlをやり始めるといろいろと悩むことがあります。
それは、
- 暗号のような記号のオンパレード
- 文脈(コンテキスト)によって意味の違う関数
- 構造体がないデータ構造
- 同名で意味が違う変数
- 比較先がない比較
- 代入文がないのに代入される
- 正規表現の拡張
- return文がないリターン値
- foreach文がいつのまにかfor文に
- サブルーチンなのに関数に
- ファイル名がいつのまにかハンドル名に
です。
本ページは、そのようなハードルを一つ一つクリアにしていけたらと思います。
そして、本ページが何かのお役に立てれば幸いです。では、ごゆっくりご覧ください。
尚、ご感想、ご意見、誤字、脱字、間違い等がありましたら遠慮なくPerlノート掲示板へご指摘ください。
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2009-04-14 バグはいつも素敵に意外に隠れている
えーと、Windows上のArchive::Tarモジュールで任意のフォルダ配下を固めてxx.tar.gzとし、それをNet::FTPモジュールでlinuxサーバーへ送り、サーバーのコマンド(tar -xzvf)で復元するとエラーになるのです。
原因は、複数のファイルやフォルダを一緒に固めるので、パス指定が怪しいと思って調べていました。
Archive::Zipは、addTreeというフォルダ配下は固める便利なメソッドがあるのですが、Archive::Tarは、なぜかないので、自力でFile::Findモジュールを使ってフォルダ配下のリストを求めてから、add_filesメソッドで固めます。
なので、この辺が怪しいとデバッグをしていたのですが、バグは意外にもFTPのモード指定でした。
FTPには、ご存知のようにアスキーモードとバイナリモードがあります。
通常のFTPコマンドでのバイナリモードでは、普通『bin』と指定します。
しかし、Net::FTPモジュールでは、フルスペルの『binary』と指定しないとNGなのです。
つまり、結果的にアスキーモードでFTPしていたのです。
tar.gzで固めたファイルは、もちろんバイナリファイルなので、アスキーモードでFTPしてデータが欠け、復元するとエラーになっていたのです。
バグはいつも素敵に意外に隠れていますね。
そうそう、なぜバグを見つけることが出来たかというと、Archive::Tarモジュールで任意のフォルダ配下を固めるロジックを外出しにして、テストした結果のxx.tar.gzを、Net::FTPモジュールでなく、手動のFFFTPでサーバーにアップして、気が付きました。
◆ おすすめ Perl本
■ 続・初めてのPerl 改訂版
『初めてのPerl』の次ぎに読むと吉です。
結構いいですが・・・、初心者にはちょっと難しいかもです。
■ 結城浩のPerlクイズ
この本には、ちゃいちゃんパパの小話しが載っています(謎)。
ある程度、Perlを理解している人には、たまらない内容になっています。さすが結城先生だな!
■ 新版Perl言語プログラミングレッスン入門編
実は、私はまだ読んでいませんが、結城先生の本なので良くないはずがありません。
■ CGI&Perlポケットリファレンス (Pocket reference)
この本は、非常に役に立ちます。ちょっと調べるのに最適です。サンプルも説明も的を射ています。
■ Perlベストプラクティス
一読の価値有りだと思います。
■ プログラミングPerl〈VOLUME1〉
ご存知、Perl本の聖書、ラクダ本(上)です。
■ プログラミングPerl〈VOLUME2〉
ご存知、Perl本の聖書、ラクダ本(下)です。
◆ おわりに
最後に、本ページが、何かのお役に立てれば幸いです。
尚、ご感想、ご意見、誤字、脱字、間違い等がありましたら遠慮なくPerlノート掲示板へご指摘ください。