◆ はじめに
本ページは、私がPerlを習得した時(いや習得中)のノートです。
ごく普通の言語(COBOL,C,Java,VB等)を知っている人が、Perlをやり始めるといろいろと悩むことがあります。
それは、
- 暗号のような記号のオンパレード
- 文脈(コンテキスト)によって意味の違う関数
- 構造体がないデータ構造
- 同名で意味が違う変数
- 比較先がない比較
- 代入文がないのに代入される
- 正規表現の拡張
- return文がないリターン値
- foreach文がいつのまにかfor文に
- サブルーチンなのに関数に
- ファイル名がいつのまにかハンドル名に
です。
本ページは、そのようなハードルを一つ一つクリアにしていけたらと思います。
そして、本ページが何かのお役に立てれば幸いです。では、ごゆっくりご覧ください。
尚、ご感想、ご意見、誤字、脱字、間違い等がありましたら遠慮なくPerlノート掲示板へご指摘ください。
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■ PerlからExcelVBAのOpenTextの引数を指定するには
たとえば、以下のようなExcelVBAがあったとします。
これをPerlで表現するにはどうしたらよいでしょうか?
ExcelVBA
Workbooks.OpenText Filename:="C:\test_data.txt", _
StartRow:=3, _
DataType:=xlDelimited, _
Space:=True, _
FieldInfo:=Array(Array(1, xlYMDFormat), _
Array(2, xlGeneralFormat), _
Array(3, xlTextFormat), _
Array(4, xlSkipColumn))
Perlでは
use strict;
use Win32::OLE;
use Win32::OLE::Const 'Microsoft Excel';
Win32::OLE->Option(Warn => 3);
my $Excel;
my $Book;
eval {
$Excel = Win32::OLE->GetActiveObject('Excel.Application')
|| Win32::OLE->new('Excel.Application', 'Quit');
};
if ($@) {
die "エラー $@";
}
$Book = $Excel->Workbooks->OpenText({Filename => 'C:\test_data.txt',
StartRow => 3,
DataType => xlDelimited,
Space => 1,
FieldInfo => [[1, xlYMDFormat],
[2, xlGeneralFormat],
[3, xlTextFormat],
[4, xlSkipColumn]]});
VBAからPerlへのソース変換ポイントは、まず、OpenTextの引数全体を無名ハッシュで受け(『:=』は『=>』で受け)ます。
つぎに、FieldInfoは、配列の配列のハッシュになり、Arrayは無名配列で受け、要素は配列リファレンス、その中のArrayも同じく無名配列で受け、要素はやっとデータ実体です。
尚、xlDelimitedやxlYMDFormat等のベアワードは、『use Win32::OLE::Const 'Microsoft Excel'』でインポートされています。
◆ おすすめ Perl本
■ 続・初めてのPerl 改訂版
『初めてのPerl』の次ぎに読むと吉です。
結構いいですが・・・、初心者にはちょっと難しいかもです。
■ 結城浩のPerlクイズ
この本には、ちゃいちゃんパパの小話しが載っています(謎)。
ある程度、Perlを理解している人には、たまらない内容になっています。さすが結城先生だな!
■ 新版Perl言語プログラミングレッスン入門編
実は、私はまだ読んでいませんが、結城先生の本なので良くないはずがありません。
■ CGI&Perlポケットリファレンス (Pocket reference)
この本は、非常に役に立ちます。ちょっと調べるのに最適です。サンプルも説明も的を射ています。
■ Perlベストプラクティス
一読の価値有りだと思います。
■ プログラミングPerl〈VOLUME1〉
ご存知、Perl本の聖書、ラクダ本(上)です。
■ プログラミングPerl〈VOLUME2〉
ご存知、Perl本の聖書、ラクダ本(下)です。
◆ おわりに
最後に、本ページが、何かのお役に立てれば幸いです。
尚、ご感想、ご意見、誤字、脱字、間違い等がありましたら遠慮なくPerlノート掲示板へご指摘ください。