◆ はじめに
本ページは、私がPerlを習得した時(いや習得中)のノートです。
ごく普通の言語(COBOL,C,Java,VB等)を知っている人が、Perlをやり始めるといろいろと悩むことがあります。
それは、
- 暗号のような記号のオンパレード
- 文脈(コンテキスト)によって意味の違う関数
- 構造体がないデータ構造
- 同名で意味が違う変数
- 比較先がない比較
- 代入文がないのに代入される
- 正規表現の拡張
- return文がないリターン値
- foreach文がいつのまにかfor文に
- サブルーチンなのに関数に
- ファイル名がいつのまにかハンドル名に
です。
本ページは、そのようなハードルを一つ一つクリアにしていけたらと思います。
そして、本ページが何かのお役に立てれば幸いです。では、ごゆっくりご覧ください。
尚、ご感想、ご意見、誤字、脱字、間違い等がありましたら遠慮なくPerlノート掲示板へご指摘ください。
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◆ コンテンツ
■ Perlで and, &&, or, || の違いと便利な使い道
これらは、論理演算子で、普通、if文で使用します。
今回は、andと&&等の違いやif文以外の便利な使い道などを紹介します。
違い
andと&&、orと|| は、各々同じものですが、演算子の優先順位が異なります。
Perl5から導入された、優先順位の低い andと orを使う方が推奨とのことです。
(優先順位の低い方が、他の演算子との影響が小さいため)
便利な使い道
or論理演算子は、A or Bで、どちらか一方が真ならば真となります。
Aが真であれば、Bの真偽に関係なく真となるため、Bの評価は行わないです。
これを利用して、Aが偽のときにBを行うのに、orが使われます。
# ファイルを開く。開けなければメッセージを出して終了。
open (IN, "file.txt") or die "Cannot open the file\n";
and論理演算子は、A and Bで、両方とも真でなければ真にならないです。
Aが偽であれば、Bの真偽に関係なく偽となるため、Bの評価は行わないです。
これを利用して、Aが真のときにBを行うのに、andが使われます。
# ファイルを開く。開ければ1レコードを$dataに読み込む。
open (IN, "file.txt") and $data = <IN>;
◆ おすすめ Perl本
■ 続・初めてのPerl 改訂版
『初めてのPerl』の次ぎに読むと吉です。
結構いいですが・・・、初心者にはちょっと難しいかもです。
■ 結城浩のPerlクイズ
この本には、ちゃいちゃんパパの小話しが載っています(謎)。
ある程度、Perlを理解している人には、たまらない内容になっています。さすが結城先生だな!
■ 新版Perl言語プログラミングレッスン入門編
実は、私はまだ読んでいませんが、結城先生の本なので良くないはずがありません。
■ CGI&Perlポケットリファレンス (Pocket reference)
この本は、非常に役に立ちます。ちょっと調べるのに最適です。サンプルも説明も的を射ています。
■ Perlベストプラクティス
一読の価値有りだと思います。
■ プログラミングPerl〈VOLUME1〉
ご存知、Perl本の聖書、ラクダ本(上)です。
■ プログラミングPerl〈VOLUME2〉
ご存知、Perl本の聖書、ラクダ本(下)です。
◆ おわりに
最後に、本ページが、何かのお役に立てれば幸いです。
尚、ご感想、ご意見、誤字、脱字、間違い等がありましたら遠慮なくPerlノート掲示板へご指摘ください。